海別岳からの流氷

2012年2月21日

今年はオホーツク海の流氷もしっかりと入っていて、昨年のように海面のほうが多いなんてことはないです。氷、というより流れ動く大地のようにも見えます。森林限界より上部で見る流氷は海岸近くで見るのとは違う印象をうけることでしょう。

この日は山頂付近は雲が走っていたため、良い景色を求めて普段とは別のコースを下山。流氷だけでなく、屈斜路カルデラの大きさに驚いたり、エゾモモンガに遊んでもらったりと楽しい一日でした。下山したら山頂の雲も抜けて、夕焼けに赤く染まる海別岳も見せてくれました。

雪の具合にもよりますが海別岳のトレックはゴールデンウィーク前後までです。

それから、海別岳山麓は3月下旬までエゾシカ可猟区(一応3月は自粛期間ですが)になっていますから、森の中を歩くときは目立つ色の服装にするなどご注意ください。

山岳上級指導員 養成講習と検定、お疲れさまでした

2012年1月30日

一年間に渡り行われてきた北海道山岳連盟指導委員会による日本山岳協会・日本体育協会公認のスポーツ指導員である山岳上級指導員の養成講習と検定が、この1月28日(土)〜29日(日)に日高町で開催され終了しました。受講されたみなさま、本当にお疲れさまでした。昨年度の指導員、今年度の上級指導員と、検定の補助員として講師役をやらせていただいたりしながら私自身も勉強させてきました。合否の判定はまだ後になりますが、上級指導員合格の暁には所属する山岳会、また地域での活躍を期待しております。

層雲峡 銀河の滝でアイスクライミング

2012年1月23日

1月21日(土)〜22日(日)、層雲峡で北海道山岳連盟の氷雪技術講習会が開催され、銀河の滝でアイスクライミングしてきました。

知床方面にも網走は能取岬にクライミングできる滝はあるのですが、海際なので流氷が来てしばれてくれないと、ちょっと。。。それに比べると北海道の屋根、大雪山は層雲峡の氷は蒼くて硬いのでした。

先日クライミングのレクチャーをさせていただいた彼も、初めてのアイスクライミングを楽しんでくれたようです。

層雲峡では氷で会場ができている「氷瀑まつり」もはじまって冬の観光シーズンとなりました。知床の流氷とあわせて楽しんでいただきたいですね。もちろんトレッキングも!

アイスクライミングの練習とクライミングのレクチャー

2012年1月18日

久しぶりに朝から山も見えるすっきりした青空。今日は午前中はアイスクライミングの自主トレで確保点の作成を中心に。とはいっても、氷の背後が空洞になっていて、もぐりこんでみたりして楽しんでしまいました。谷から振り返ると海面を挟んで流氷が迫ってきました。今日は斜里町日の出沖まで氷がまとまって流れてきて波もまったりとなっていました。日の出漁港付近から網走方面を見たときは幻氷っぽくなってましたね。あたたかい陽射しでしたが、アイスクライミングの場所は日が当たらない谷間だったので冷え冷え。でも氷の滝の裾の水しぶきが時間と共に多くなってきたということは融けてきたということですね。

午後からはクライミングのレクチャー。今回は同じ山岳会の会員なのでサービスです。斜里町内の方は斜里山岳会に入会すればこんな特典?があったりします。なかなか組織的には山に登らない山岳会ですが、個性の強い会員が揃っていて楽しいですよ。町内で山に興味のある方はご連絡を。

網走で流氷初日になりました

2012年1月17日

17日、網走地方気象台は流氷を陸から肉眼で確認できる「流氷初日」を観測したと発表しました。平年より4日早いですよ。オシンコシンの滝あたりからウトロ方面は砕け氷が岸に寄っています。流氷本体はまだ網走の沖合、約10kmにあります。

流氷本体がまだなので海岸線の滝の氷も潮っけを含んでいてアイスクライミングをしても氷がもろいですね。早いところ流氷本体が海面を覆ってしまってビシッとしばれてほしいです。

流氷、近づいてきています

2012年1月17日

昨日16日は網走の高いところや斜里町ウトロから流氷が沖合に見えたようです。知床山考舎のある峰浜からは、残念、見えませんでした。網走沖から知床半島の先端を結ぶように流氷は来ているので、湾のように引っ込んでいる斜里平野部からは見えないというわけです。それでも今日17日は知床山考舎から見える海面にもオオセグロカモメやホオジロガモの間を砕けた氷が漂うようになってきました。

海別岳や小海別岳など知床半島の山からオホーツク海の流氷を楽しめる季節ももうすぐです。海岸線からは一面大地のように見えている流氷も山の上から見れば潮や風で渦巻いていたり川のように海面が見えていたり、と、面白いですよ。

海別岳はスキーOKですよ

2012年1月15日

今シーズンの海別岳は雪の付きもよくスキーが楽しいですよ。森林限界境界線はダケカンバなどが若干立ち上がっていますが、それより上部のハイマツはしっかり雪の下です。例年の年末年始の雨混じりになるなどの荒天がなかったためでしょう。

造林作業が行われるようで峰浜10線道路突き当たりから未舗装路〜海別林道まで除雪が入っています。大型車両が走行する事になりますが、除雪はぎりぎりですから交差できませんし、路上駐車すると通行や作業の妨げになります。ウィークデーは作業が行われるでしょうから林道や奥までは車で入らずに、せいぜい峰浜10線道路までにすべきでしょう。10線道路と交差する3号道路側は除雪されていません。お仕事で通行される方の他、スノーモービルのみなさんもこの山域はいらっしゃいますので、駐車の際は路幅や旋回場所に配慮してお互いに譲りあって山を楽しみましょう。

山スキーやスノーシューのガイドリクエストお待ちしています。海別岳はスノーシューだと丸々一日行程です。スキーであれば下山時間で短縮できます。小海別岳はスノーシューでゆっくり一日行程で楽しみたいですね。

2011年ありがとうございました。2012年よろしくお願いします。

2011年12月31日

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2011年中は格別のご愛顧をいただき厚く御礼申し上げます。2012年も倍旧のお引き立てをお願い申し上げます。
2011年はあらためて言うまでもなく日本にとっても世界にとても多くのことがありました。3月以降は価値観が大きく変わってしまったことがたくさんあります。みなさまにおかれましてもそれぞれ様々な想いをお持ちになって新年を迎えられたことと存じます。
知床においては天変地異の直接の被害も、危惧していた観光などへの影響も最小限だったといえますが、自然を取り巻く施策は大きく動きました。
多くの観光客が訪れる知床五湖の利用にはヒグマ対応が可能な引率者の同行が制度化され、予想を上回る利用となりました。知床岬の植生に多大な影響を与えているエゾシカの計画的管理も効果をあげつつあります。登山に関しては、この数年間懸案となっていた、知床硫黄山カムイワッカ登山口への通行が条件付きですが、可能になりました。簡単な書類を出せば知床硫黄山や知床連山縦走ができるようになったのです。大きなトラブルもありませんでしたので2012年も通行させていただけるでしょう。この件については私も地元山岳会の立場で北海道などと交渉などさせていただき、行政のみなさまには大変お骨折りをいただきました。
自然保護と利用というだけでは割り切ることのできない、知床ならではの問題への取り組みは、行政や地元の我々だけで解決などできるわけはなく、日本全国や世界のみなさまからもご指導やご意見をいただかなければならないことでしょう。そんなことで、ホームページやブログに加えfacebookもはじめたのですが、情報を滞りなくアップしていくということは難しいものです。ガイドさせていただきましたみなさまとの活動やご意見などもインターネット上でもお伝えしたいと考えていますので、今後ともご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
2012年は復活した知床連山縦走はもちろん、冬の活動域や半日程度のハイキングもメニューに入れてみました。多様化する登山スタイルにあわせ、軽めのものから、より高みへ、より深くへお誘いできたら、と考えています。詳しい内容は弊社ホームページの「山行プランカレンダー」に適時アップさせていただきます。もちろん、みなさまから直接ご依頼をいただくプライベートガイドを優先いたしますので、スケジュールプランの日程に関わらず、お気軽にお問い合わせください。
2012年も楽しく安全なトレッキングをごいっしょさせていただければ幸いです。

2012年1月

知床山考舎 代表 滝澤大徳

ツリーイングテクニックのブラッシュアップ

2011年12月22日

例年12月というのは自分自身が研修を受けたり、講師となったりという機会が多く、今年も行ったり来たりになっていました。一段落つきましたので来年の登山計画書などお待ちのみなさまへは年内にお送りしたいと考えております。

さて、12月3〜4日にツリーイングの全国組織であるTMCA(ツリーマスタークライミングアカデミー)のブロックミーティングが開催され、各地のチーフインストラクターが集まりました。年に一度、チーフインストラクターが集まって組織の運営や認定講座の確認などを行っています。私、滝澤も北海道道東ブロックから参加しました。

認定講座も基本となるテクニック1から、樹上での行動範囲を広げるテクニック3まであるわけですが、より良い認定講座にしていくためには、当然のことながらチーフインストラクターのテクニックも確認され、スキルもしっかりと上げていかなければなりません。そのために来春2〜3月にチーフインストラクターのブラッシュアップ・ミーティングが計画されています。

すでにツリーイング・クライマーであるみなさんもしばらく登っていなかったり、普段使っていないテクニックはありませんか?ブラッシュアップしたくなったり、わからないことがあったら、お気軽にご連絡ください。特に来年1〜2月であれば私自身のブラッシュアップ・ミーティングに向けた練習にもなりますからお互いにお得かも。まだクライマーではないみなさんでも体験会の設定や認定講座に興味をお持ちいただけましたらお気軽にご連絡ください。

2011.9 標津町での体験会から

霜柱を踏みながら – 雌阿寒岳

2011年11月23日

今年のオホーツク海側や道東は雪が遅くて、雌阿寒岳も積雪0です。もちろん登山道などは凍ってきています。今回は阿寒湖温泉登山口から登ってきました。場所によっては霜柱が10cmにも伸びていたりするのですが、それをサクサク踏みながらの登山が楽しめます。登山道のためには霜柱は崩さないほうが良いんですけど、踏まずに歩むのは・・・難しいです。秋にそれこそ真っ黒になるくらい実を付けていたガンコウランも霜におおわれていました。この時期の雌阿寒岳にしては山頂でものんびりできました。

さて、知床山考舎では今の時期ももちろん山のガイドをさせていただいています。山行スケジュールで白い部分はご予約可能です。また、設定されている予定でもお問い合わせいただければ他のお客様といっしょに行動できるかもしれません。まずはお気軽にお問い合わせください。

道路情報:羅臼岳の岩尾別登山口に通じる道路は11月25日午前11時に冬期間の通行止めになります。